2017.09.29 金
これから毎週金曜日に留学生の学院での生活や研修先での生活の様子を紹介して行きたいと思います。ルッカ料理学院の2か月間の学院研修では、学生の皆さんにイタリア食文化を理解してもらうために、
料理研修と語学研修が平日は毎日あります。
しかしイタリア食文化を理解するためには、料理を作るということだけでは足りません。
ワイン、オリーヴオイル、チーズ類、サルミ類、小麦粉など料理を作る土台となる食材がどのように作られるのかも
知っていなければなりません。
日々の研修でもなかなか触れることができないこれらの部分は、週末(訪問先の都合で平日の場合もあります)を
利用して食文化見学を実施しています。
今回はワインの生産について学ぶために、『Going back to Nature』を哲学に掲げるFabbrica di San Martinoというワイナリーへ訪問しました。
このワイナリーでは哲学に沿って、自然派ワインとエキストラ・ヴァージン・オリーヴオイルを作っています。
写真の建物は1735年に建築されたもので、1890年代に国宝歴史的建造物に登録されています。
今回はこの建物の半地下にある食堂で、生産者であるジュゼッペ・フェッルーア氏からワイン作りにかける情熱と探究心、
それぞれのワインに対する思いを聞かせてもらいながら、ワインとオリーヴオイルの試飲をさせてもらいました。
農園にはロバや牛が放牧されていて、牧歌的な景色が広がります。
9月から始まった学院研修も1ヵ月が過ぎ、残りは1ヵ月となりました。
泣いても笑ってもあと1ヵ月で学生の皆さんは、それぞれの研修先へ旅立ちます。
今できることに集中して、悔いのない学院生活を送ってください!