2017.10.20 金
毎週金曜日に留学生の学院での生活や研修先での生活の様子を紹介しています。
ルッカ料理学院の2か月間の学院研修では、学生の皆さんにイタリア食文化を理解してもらうために、
料理研修と語学研修が平日は毎日あります。
しかしイタリア食文化を理解するためには、料理を作るということだけでは足りません。
前回はお肉の加工品の授業について紹介しましたが、今回は古代品種穀物の有機栽培農場見学について紹介します。
今回訪れたFloriddia(フロリッディア農場)は、古代品種穀物の有機栽培を1987年から行っています。
収穫量を多くすることを目的に品種改良を重ね現在の形となった一般の穀物と比べ、
地元の古い品種の穀物は古代からの性質や特徴をそのまま残しています。
とりわけ土壌の肥沃度を保ち続けて栽培することができるため、
その土地に生息する生態系に与える影響が少なく、その土地に生息する生物の多様性を保ちながら、
エネルギーを消費せずに味・におい・色などの感覚的にも質の高い収穫を得ることができるそうです。
小麦栽培に関する説明と製造している加工品について説明を受けたあとは、フロリッディア農場のパスタを使用している地元のお店(学院の研修先)で実際に加工品を味わいました。
学院生活も残すところ残り1週間となりました。各自お世話になる研修先も決まり、旅立ちの時が迫って来ました。
悔いの残らぬよう学院でできることは全てやって頑張ってください。