2023.03.03 金
ローマといえば、コロッセオ、ヴァチカン、古代ローマ帝国などと思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか?もちろんそれらも有名な物ですが、ここもやはりイタリア、料理もすごく有名です。
その中で断トツに有名なのは「パスタの御三家」というものです。イタリア料理に関心をお持ちの皆さんならご存知の方も多いかもしれませんが、「パスタの御三家」とは分かりやすく言うと、ローマで最も有名な3つのパスタソースを指している言葉です。
その3つのパスタソースとは…
アマトリチャーナ、カチョ・エ・ぺーぺ、カルボナーラです。
イタリアだけでなく世界中に知られ、食べられるようになった有名なパスタですが、これらのパスタは3つとも、あるパスタから派生してできたもの。それはGricia(グリチア)というパスタです。
Griciaというのは非常にシンプルなパスタで、パスタ以外の材料はたった3つ。グアンチャーレ、ペコリーノロマーノ、黒コショウのみ。
昔は豚を飼うことが多かった時代だったこともあり、このパスタは農民の食べ物でした。生活のレベルがどんどん上がる中でこのパスタのアレンジバージョンがいくつか出てきたんだとか。
そのいくつかのアレンジの中で現在まで生き残ったのが「パスタの御三家」なのです。
元のGriciaにトマト、または玉子を加えたものがアマトリチャーナとカルボナーラ。
グアンチャーレを除いたのがカチョ・エ・ぺーぺです。
アマトリチャーナは、トマトがアメリカからヨーロッパに入ってくるまでは存在していなかったと言われています。
カチョ・エ・ペーペとカルボナーラの特徴は、ペコリーノロマーノで作るクリーミーさと黒コショウのスパイシーさ。
どれも絶品です!
一口に”パスタ“と言っても、地域ごとに味付けや調理方法が異なるのも面白いところですね。
ルッカ・イタリア料理学院の本科コースでももちろん、パスタメニューは必ず扱うレシピです。ぜひいろいろなパスタ作りにチャレンジしてみてくださいね。
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